大谷翔平選手の今シーズンが、先日突然終了しました。それまでは彼の活躍振りをほぼ毎日ＭＬＢ関係のニュースで確認し楽しみにしていたのですが、他方ではこれだけ投打に圧倒的なエネルギーを費やして、果たして最後まで持つのだろうかという心配も常にしていました。

　考えてみれば、今年は春先からＷＢＣで日本チームの中心として異次元の活動をし、最後は歴史に残るトラウト選手との対決まであったのにも拘らず、いざシーズンが始まると打って投げて走って周りを圧倒し続け、心配はあったものの我々も彼から多くの励ましを得ていました。

　ただやはり本人は心身のエネルギーを削りつつ日々を戦い抜いていた訳で、ある意味ではファンやチームも彼にいわば甘えていた部分があったのかもしれません。

　ＭＬＢという世界最高峰の舞台で頂点に立つ選手として、これまで何年も無比の活躍を続けて来たのですが、一方では相変わらず今期もチームの状態は良くなく、それが彼に一層無理をさせてしまったのではないか、或いはあまりにも偉大な選手になり過ぎた為に、監督を始めとするチームの同僚や支援者もなかなか本人に忠告をしづらい間柄に、いつの間にかなってしまったのではないかと思います。

　幸いにも手術は成功し、おそらく打者としては来年から、また投手としては再来年から再びの活躍が見込めるそうです。起きたしまったことは致し方ありませんから、今回の事も割り切って本人や周囲にとっての良い教訓と位置付けて貰い、また再び圧倒的な活躍を少しでも長く続けて貰いたいものであると切に願います。

　是非来年からの復活と再びの巻き返しを、先日入手した大谷グッズのセイコーウォッチを填めつつ(笑)、一ファンとして衷心より祈っています。