GWに田舎に帰った際に、彫刻のあるお寺に行きました。
昼過ぎに急に遠出しようとなって、慌てて何かないかなと検索。父の希望するお寺とはしごでの観光です。
お目当ての彫刻は、木板を「透かし彫り」の技法で(?)奥行きのある立体的な作品に仕上げていくスタイルなのですが、
これどうやって彫ってんの??なんで板なのに遠近感出せるの??彫刻の向こうにまた彫刻??という
緻密な彫り&モチーフの重なりとデザインで、
さらにストーリー性を持たせているため、小さいお堂ながら見応えがあります。
生き生きと迫りくる彫刻の数々に見入ってしまいました…。うまく説明できないのがもどかしい。
お堂内部は撮影NGでしたが、外部に施された彫りはしっかりとスマホのカメラに収めてきました!(閉門間近だったもので)
彩色されたものも良いですが、木目がそのまま見えるものも素敵でした。
創建当時の寺の若い主が、これまた若手の彫師に好きに彫らせた作品群だそうで、
気力体力その他諸々が一番充実していそうな数年間、きっと楽しく取り組んだんだろうなと羨ましくも思います。
その後訪れたお寺も時間ぎりぎりで滑り込み、そちらの方が広くて、見学も駆け足になってしまいました。
幼少期の上杉景勝と直江兼続が学んだところとのことですが、落ち着いた良いところでした。
過去に両寺訪れたことのある母は当時は一部分しか見られなかったそうなので、今回補完できて良かったようです。
いずれも初めての私は時間が足りなかったので、また行きたいな~と思っています(山越え込みで片道2時間はかかる)。
彫刻については、せめて写真集みたいなのを買ってくればよかった…。
あとここ数年「彫刻熱」が高まっているのをずっと抑えているのですが、これもそろそろ限界で、
今年中に手を出してしまうかもしれません。
…と、ちょっと長くなってしまいました。