今年の夏は猛暑が続き、コーヒーはアイスコーヒーばかりでしたが、漸く秋が深まり
ホットコーヒーが美味しい季節となりました。
コーヒーは基本的にはブラック、コク・酸味共に中庸なコロンビア、ブラジルなど
中南米産を多く飲んでいます。といっても、味の違いはあまりよくわかりませんので、
気持ちよく飲むにはカップのデザインも大事だろうと、売り場に足を運び、現物を手で
さわってみて現実を感じてという具合に集めています。
その中で一番気に入っているのはフロレンティーンターコイズのカップとソーサーです。
ルネッサンス時代の意匠が美しいWedge Wood社のロングセラー、ターコイズブルーの
地色に、茶色でライオンと鷲を掛け合わせた幻想生物グリフィンやフェニックスなど
伝説上の生き物が描かれています。グリフィンは、最強の獣、鳥を組み合わせており、
大変縁起のいい動物とされ、古くは貴族や騎士の紋章として用いられました。
フェニックスは、不死鳥で「不滅の価値」、「不屈の精神」などに喩えられています。
トルコ石の色は明るい青緑色、空や海を連想させ、爽やかさとリラックス感を与えると
言われていますし、力強く雄大な生き物で神の力の象徴グリフィン、強さと再生の象徴
フェニックスに、知性と優雅さで知られるイルカなども配置され、ファンタジーに満ちた
印象的なデザインを眺め、週末のひと時、コーヒーをゆったりと気持ちよく飲めています。


