新光産業株式会社

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社内ブログ

MLBはチャレンジ、NPBはリクエスト

  • 2026.04.27
  • 投稿者:社長

 タイトルの2つの言葉は判定に対する異議申し立て用語です。

 さて先日何となくテレビ画面を見ていたら、アメリカのある都市で一般市民がどの程度の給与を貰っているのかという番組をやっていました。

 冒頭に出て来たのは小売店のアルバイト、「時給3,300円よ」との日本語訳での答えで、案の定出演者が「すご~い!」と叫んでいました。確かに正しい解説がないと「すご~い」のかもしれませんが、日本円に直した日本の常識だけに囚われるとその様な単純な解釈となってしまいます。

 今や米国は、日本円換算だと最低賃金が州によっては3,000円ですし、ラーメン一杯も3,000円、大学の学食でも同程度掛かると言われています。

 要は賃金も高いが、物価も高い。それぞれが日本の3倍だと思えば、最低賃金もラーメン代も学食代も千円程度となり、丁度レベルが釣り合います。

 スイスに行った人が「大学を出てまだ3年目のスイス人が何と年収1千万円、勿論一生懸命働いているんだけどちょっと驚き。でも物価が高いので全然楽ではないと言っている」という言葉がありましたが、これも3倍~1/3の法則を当て嵌めると、実質的には300万円ちょっとの年収に同等レベルの物価水準という事になります。

 結局は残念ながら、この30年の間、足踏みをして年収も物価も殆ど変化のなかった日本に比べ、殆どの海外諸国は年収も物価も3倍まで上がったという事になる訳です。

 これは少し単純化して計算してみると、大体年率2%台で上昇して行けばこの水準となる事が分かりますが、そのせめぎ合いの中でも所得上昇が物価上昇を少しでも上回っていくと、豊かさの拡大というものに繋がることとなります。

 嘗て日本経済が圧倒的に強かった時代に、私が海外のあちこちに行った際には、例えば乗車中にお友達となったグレイハウンドバスの運転手から紹介された米国のイエローストーンのお洒落なホテルが4千円台でしたし(サンフランシスコやLA、NYの安いホテルは千円程度でした)、金欠の中であっても、たまに贅沢して1500円位出せば、豪華な夕食が食べられました。

 インドネシアでは現地通貨の千ルピアが日本円では7円だったのですが、現地の人にとっての価値は千円程度、千ルピアをチップとして出せば我々は7円のつもりですが、現地の人は千円貰った感覚となる訳です。

 今やそれが逆転し、日本を訪れたアジアや中東の人も含めた海外観光客が「日本は安い!安い!」と言っていますが、この30~40年で完全に主客が入れ替わり、またそれが為替にも反映されていることになります。

 現在国内でも物価や税の改革などが叫ばれていますが、気になるのは「世界の中の日本」ではなく、ひたすら国内だけを焦点とする内向きの議論が多い事です。しかるに原油にしろ、食料にしろ、今や海外との取引や交易なしには我が国は一日たりとも成り立ちません。

 願わくばその様な内向き志向を改めて、海外に雄飛する若きアスリート達を見習い、未来に向かって改めて挑戦をして、国の根幹を今一度立て直していきたいものです。

 その様な事を可能にする原動力は何と言っても若い世代です。我々年配者は知恵と経験で若者を支えながら、老若が一致団結して国の未来を再構築する社会にしていきたいと切に願っています。

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