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社内ブログ

白圭

  • 2026.07.22
  • 投稿者:まっちゃ

「奇貨居くべし」に続き、宮城谷昌光の「孟嘗君」も久しぶりに読み返しました。

商鞅、孫臏、孟軻、屈原、張儀など春秋戦国時代の偉人たちが次々と登場、殆どがフィク

ションですが、孟嘗君と絶妙に結びつけているのが宮城谷さんの構成力です。

孟嘗君育ての親となっている白圭は、周の時代に実在し司馬遷の『史記』に記されている

商業の祖師で、義を買い、仁を売り、利は人に与えたとされています。

孟嘗君(幼名:田文)は斉の威王の弟田嬰と青欄の間に生まれますが、5月5日生まれは

親を殺すという迷信から田嬰は田文を殺せと命じ、青欄は田文を守る為、臣下に宮廷外へ

運び出させ、その田文を縁あって育てるのが、大商人の積み荷の用心棒をやっていた頃、

いつも無事に届けて福の神とされた風洪(後の白圭)です。

その白圭が田文に「人を助ければ、自分が助かる。文どのを助けたおかげで、こういう

生き方ができた。礼を言わねばならぬ。」と言い、田文は「その数十倍の礼を申さねば

なりません。」と答えた処、白圭は「そうではない。助けてくれた人に礼を言うより、

助けてあげた人に礼を言うものだ。」と説いた件が響きます。

この後、田文は、孟嘗君となり、仁を最も広く大きい規模で具現化していきます。

孟嘗君より「白圭」に動かされますが、主人公がさまざまな人の影響を受け成長していく

元気が出る全5巻の長編小説です。

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