前回に引き続き郷土のシンボル「筑波山」のお話しです。
筑波山は、東西に並んだほぼ同じ高さの峰(女体山・877m、男体山871m)を持つ山で、
登山用語では「双耳峰」と呼ばれる山の形をしています。地元の女子高生の間では、ツンと
尖った猫の耳のようで、とっても可愛いと人気があるようです。
常磐高速道路を走ると「桜土浦インター」と「土浦北インター」の間の辺りから見える筑波山が、
この双耳峰の形を一番綺麗に眺めることが出来ると思います (但し、わき見運転には注意して)。
この二つの峰から左右になだらかに延びる稜線、スッキリとした山の形から、筑波山は火山活動で
できたと間違われるようですが、決して火山ではありません。
筑波山の山頂を含めて山の大部分は、「斑レイ岩」と呼ばれる堅い深成岩で作られており、地下深くで
マグマがゆっくり冷やされて固まった岩石が、長い年月をかけて隆起してできた山です。
地質学的には、福島の阿武隈山地を中心とした広い隆起帯の南端に位置し、およそ7500万年前頃まで
遡る地殻変動の結果と言われています。まだ、地上に恐竜が闊歩していたあの時代まで遡る歴史??の
ある土地柄とは・・・。
(まだ人類は地球上には生まれていない、日本列島も多分まだまだ、当然常陸の國も茨城県もずっと
ずっと後の話ですが・・・)
やっぱりスゴイ? 我が故郷!