新光産業株式会社

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社内ブログ

思い遣る心

  • 2021.10.21
  • 投稿者:社長

 今月末に総選挙が実施されることとなり、選挙運動が展開されています。

 ところで今回の各党の主張で目立つのは、格差是正等を目的とした所得再分配議論ですが、選挙前にありがちなこととは言え、あまりにもポピュリズムに走り過ぎであり、いささか国の将来を憂いてしまいます。

 所得税を0にするとか、消費税を下げるとか、誰でも取られるお金が少なければ喜びはしますが、その補いを付ける為にどの様に歳入を増やしていくかの議論は殆どなく(ある有力野党の主張は「国債増発」です(苦笑))、与野党問わず無責任な姿勢と言わざるを得ません。その行動の是非はともかくとして、財務次官が異例の批判投稿をしたというのも心情的には分かる気が致します。

 先日の与野党9党首の討論において、ある大学生が「国の借金が当たり前の様に議論されているが、そのツケが回って来るのは自分たちの世代、いつどの様に補填をして行くかの議論が聞きたい」と問うたのに対し、どの党首もまともに答えられず、誠に情けない限りでした。

 

 我々が生きて行く上での究極の使命は、血縁の有無を問わず、広く次世代に少しでも良い社会を引き継いでいく事であると私自身は考えていますので、現在の社会の風潮は誠に苦々しく思われます。

 シルバー世代はとりわけ投票所にせっせと行くので、どうしてもこの世代におもねる様な風潮となってしまうのでしょうが、自分達の子供や孫の世代に有形無形のものを残すどころか、間接的ながら金員をせびる様な姿勢はどうしても受け入れる事ができません。

 是非若い世代や社会の将来を真剣に考える人たちに、もっと大きく声を上げて貰いたいと思っています。

 

 さて昨日ある新聞に「カープ女子」という一般市民からの投稿がありました。89歳の母が熱烈なカープファンで、普段からケーブルテレビまで引いて観戦しているので、投稿者である(野球にはあまり興味のない)息子が野球場に連れて行ってあげるといったら本人は破顔一笑。そして当日球場に入ったら、見知らぬ人が高齢を慮って良い席を譲ってくれたり、別の人には、風が吹いて寒いだろうと自分のウィンドブレーカーを脱いで着せて貰ったり、遠くの席からはるばる、ある女性がやって来て、自分のフリースを貸してくれたりしたそうです。

 試合はカープの勝利でおばあちゃんは大喜びだったそうですが、60代の息子は「野球を見に来ているのに、何で自分はずっと泣いているのだ、変なおじさんだな」と自分におかしかったそうです。

 正に集団の中でのお互いの思い遣り、心遣いこそが我々が社会の中で生きて行く上での喜びと勇気となるものであり、その支え合いが未来へ前進して行く為の大いなる力を与えてくれると実感した、ちょっといい話でした。

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