国内出張が入り、コロナ以降羽田空港へ数年振りに行きました。この数年で随分変わり
チェックインなどが簡素化されたように思います。これまでの国内外への数多くの出張で、
ジェット機も空港にもたくさんお世話になっていますが、忘れられない得難い体験を紹介
します。それは7年ほど前、沖縄本島から沖永良部島へ向かう出張の時のことでした。
離島間は便数が限定される為、人生で初めて小型セスナ機(乗員4名)を利用しました。
那覇空港から出発、沖縄本島東側から与論島の横を通過し沖永良部島へ向かいますが、
眼下に那覇市内の景色がまるでミニチュア版の街並みのように見え、透き通った海の色は
エメラルドグリーンがあればコバルトブルーもあり、青色が素晴らしく、マングローブの
原生林、亜熱帯広葉樹の山々など、目に映るスケールの大きな絶景に魅せられました。
その日は北西の強風が吹き、機体は時折大きく揺れて非常に心細かったのですが、
ベテラン機長は機首を少し左に向けたまま、順調に飛行を続け、約1時間のフライトで、
沖永良部島へ無事着陸しました。素晴らしい景色を堪能、機首を少し左に向けて進む、
そして揺られ続けた危うさも体験できました。離陸時の加速感や着陸時ランディング迄の
緊張感等ジェット機もいいのですが、「セスナで空中散歩」もお薦めです。